【パスカルno小言 Vol.62】結婚式
ある外国人の友達が日本人の結婚式に招待され、奥様を連れて出かけて大変なことになったと話をしてくれた。
日本では自分宛に届いた招待状は、1人で参加をするのが当たり前だけど、ヨーロッパでは、自分宛に来ていても夫婦で参加するのが基本。
で、ご想像通りその外国人は、予告なしに奥様と行ったらしい。
当日に新客現るなんて
日本ではありえない。
招待した本人も慌てただろうし
他のお客様もさぞや驚いただろう。
その外国人夫婦も
まさかそんな大ごとになるとは
想像もしていなかったらしい。
ヨーロッパの結婚式は、とにかく周りを巻き込んでお祝いをする。
世界中が祝福してくれる日
新婚の2人にとって
文字通りそんな日
なので飛び入り参加はウェルカムだし、
通りすがりの人が参入することも珍しくない。
日本のように進行台本なんてないし
流れも概ねな感じで、細かい段取りは組まない。
同じ場所でみんなワイワイ
出たり入ったりしながらお祝いをするスタイルが多い。
そんな感じで出かけたお二人
完全にアウェイだっただろうなぁ。
知らなかったとは言え
ちょっとお気の毒である。
彼らは当日、日本式結婚の一日を体験した訳なのだけれど
どうしてお祝いをする方がお土産をもらうの?
新郎の泥酔防止にバケツが隠されているのは本当か?
披露宴パーティに招待されている人たちと
二次会に招待されている人たちが違うのはなぜ?
披露宴はかなりキッチリしているのに
二次会以降、ガラリと雰囲気が変わるのはなぜ?
矢継ぎ早に聞かれた。
日本の結婚式、外国人には
かなり未知な世界だったらしい。
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