【パスカルno小言 Vol.43】家族の話って照れ臭い?
日本の職場であるいはビジネス同士の関係であまり家族の話をしないですよね。
職場であまりプライバシーに立ち入っては…という気づかいもあるのでしょう。
一緒に働いている社内の人たちの家族のこと、年賀状のやり取りで知るぐらいじゃないかな。
一方ヨーロッパでは、互いの家族の話、普段はもちろん職場でも結構します。
「家族の皆さん、元気?」
「うん、おかげさまで」
日本ではこれぐらいで次の話題になりますが
ヨーロッパでは、奥様や子供の名前を名指しして
「○○さん、新しい職場どうだって?」
「○○君はサッカー頑張っている?」
名前はもちろん、子供が何歳で、何が得意で…そんな事まで知っています。
一見仕事には関係のない家族の話ですが、ヨーロッパ社会の中では
家族を大切にしていることを”見せる””話す”ことが非常に重要なので
職場でも取引先の人とでも、家族の話題が上がることが多いのです。
普段プライベートな話をすることの少ない上司との会話で、家庭の話が出てきて
(あれ、意外と愛妻家なんだ)とか
(へぇ、家庭そっちのけって感じだけど、子煩悩なんだ)とか
それまで見てきた仕事の顔に
家族やプライベートな一面が加わることによってその人の人柄がより見えてきた、
という経験ありませんか?
互いの家族を知ることで、より分かり合える
ヨーロッパ人はそこをとても大切にしているというわけです。
ビジネスで海外に行く、あるいは外国人を日本で迎える時に
家族のことを聞かれたら
そこは「おかげさまで」的な返事ではなく、
是非一つや二つ、家族自慢しちゃって下さい
奥様やお子様の名前もきちんと言って
写真もあるとなおベター
グッと相手との距離が縮まります。
お試しあれ^_^
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