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パリのノートルダム聖堂の火災
予想だにしなかった事態だけに
フランスに限らず、各国に衝撃が起きています。

このような事故や事件が起きると

フランスやヨーロッパのメディアがどんな記事を取り上げているのか、リサーチ、翻訳して欲しいという依頼がテレビ局などからきます。

「火災の災難に免れたシンボルの二つの塔」

「奇跡的に残った薔薇窓や収蔵品」

「ユダヤ教、イスラム教団体からの寄付。復興のために宗教間で団結」

フランスでは、このように
何とか希望を見出そうとするポジティブな報道も多いのですが

日本側のメディアが取り上げるのは

「もう見れない文化財、悲しみに暮れるフランス市民」

「失われた中世の収蔵品」

「取り返しのつかない喪失」

よりセンセーショナルな部分を伝えようとします。

もちろん、フランス市民は悲しみにくれているし

取り返しのつかないものを失ったのも事実なのだけれど

一部だけを切り抜くと
ニュアンスが変わってしまいますよね。

切り取り方法に多少違和感を感じることもあるのですが

これは日本に限ったことではなく
ヨーロッパでも日本の事件や事故の取り上げ方が、少し偏っていたり、疑問を抱くこともあります。

お互い様なのでしょう。

だから尚の事、他国の報道も見ておかないと変な方向にリードされちゃうなぁと実感します。

最近は、翻訳アプリもかなり高度になってきました。ニュースタイトルを翻訳するだけでも、その温度差がわかります。

バランスのとれた情報収集、心がけたいですね。

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